隅田川神社
一名、水神とも呼ばれ、人々に親しまれ、信仰されています。よほど古くから在ったと見えて、平安の終わり、源氏の大将、源頼朝が、まだ、関東にいた時、この神社に参り、武運を祈ったと伝えられています。その時、ここは、隅田川の中の島(洲)で、浮島と呼ばれて、浮島神社といわれていました。
その頃の人々の楽しみは、祭りでした。隅田川神社(水神様)のまつりは、その頃から6月14・15日でした。
水神の名は、隅田川を上り下りする舟人達の守り神として、近くはもちろん、遠くの人々にも名を知られたいました。
祭りの日になると、神輿を舟に積んで、隅田川を練り歩き、水神の祭りに来たそうです。今でも同じ頃にまつりが行われています。
水神様の近くに「水神の渡し」があり、南千住の方へよく行っていました。小松島の乗船場から蒸気船が出ていて、川下の吾妻橋のほうにも行っていた。
大正の初めには、有料の白鬚橋ができました。いつも、二人のおじいちゃんがいました。関東大震災まで続き、毎日渡る人は回数券を利用すると、1銭のところを8厘で渡れました。
若宮八幡神社
元若宮15番地にありましたが、荒川放水路の敷地になりましたので、今の隅田川神社に一緒にまつられています。
若宮村に、何時まつられたかは、よくわかりませんが、1000年ぐらい前からの古い社だったようです。